B2Dスキーム
B2Dスキーム
学士課程から目指す博士号 ~早期研究によるテーラーメイド型学修~
「早く研究始めたい!」という学生の皆さんの声を受け,2019年度から「B2Dスキーム」を開始しました。
標準学修課程では学士4年次の学士特定課題研究で研究を開始*していますが,B2Dスキームの履修学生(B2D学生)は,学士2年次から研究を開始できます。
(*早期卒業予定の学生は学士3年次後学期から学士特定課題研究で研究開始することもできます。)
※「B2D」とは…学士(Bachelor)2年生から博士(Doctor)取得/進学を目指す学生のための本学独自の用語です。
全学説明会について
学士課程1年次、2年次の学生を対象に、プログラムの内容や選抜方法についての説明を行います。
◆ 学士1年次向け説明会 :毎年5月ごろに開催。
◆ 学士2年次向け説明会 :毎年4月ごろに開催。
B2Dスキームの5つのメリット
- 2年生から研究開始
- 通常より早く希望研究室を決められる
- テーラーメイド型のカリキュラム「B2D特別学修課程」で学べる
- 異分野学生と交流できる
- 留学費用の援助あり
B2Dスキームでは,自身の目指す研究からバックキャストしてB2Dでの学修内容を決める,研究分野を選ぶことを想定しています。
B2D関連科目等について
B2D学生は,B2D研究関連科目を履修するので,特別なカリキュラム「B2D特別学修課程」で学ぶことになります。
B2D特別学修課程は,テーラーメイド型カリキュラムであり,一人ひとりの将来像や目指す研究を実現するために,B2D学生とB2D担当教員が協力して設計します。
◇B2D研究関連科目は以下の2科目を設置する予定です。
● B2D研究基礎:研究室を体験し,研究のやり方を学び,研究テーマを探す・考える
● B2Dプレ研究実践:研究テーマがほぼ決まり,「学士特定課題研究」に準じた研究に着手
◇B2D研究基礎は1単位で必修科目,B2Dプレ研究実践は2単位で選択科目です。
◇授業科目以外でB2Dに関連する学修として以下を開催します。
● B2Dフォーラム:異分野のB2D学生とのグループワークや研究発表等を通した,研究活動に関わる情報交換
B2D学生の卒業要件・修了要件
◇B2D学生の学士課程卒業要件は以下のとおりです。
- 文系教養科目、英語科目、第二外国語科目、理工系教養科目において全学共通の要件(学修案内の「1.総説」の表2)を満たすこと。
- 学生が所属する系で承認されたB2D特別学修課程において、各系が定める卒業に必要な総修得単位数以上を修得していること。
- 2.のほか、B2D特別学修課程において各系で定める要件を満たすこと(学修案内を参照)。
- B2D共通科目「B2D研究基礎a,b,c」(各学期:0-1-0)および「B2Dプレ研究実践a,b」(各学期:0-2-0)の合計5科目のうちから、少なくとも2科目を履修していること。ただし、そのうち1科目は「B2D研究基礎a,b」のいずれかを含むこと。
◇B2D学生の修士課程・博士後期課程の修了要件は以下のとおりです。
[修士課程]
学士課程において留学等を行っていない場合は、修士課程在籍中に2週間以上の留学等(語学留学も可)を行ったこと。
[博士後期課程]
- B2Dフォーラムにおいて、1回以上発表を行ったこと。
- 3ヶ月以上の研究留学を実施したこと。
※B2D特別選抜のカリキュラムから所属系の標準学修課程に戻る場合:
B2D特別選抜は,博士後期課程への進学を奨励するための仕組みであり,進学を強制するものではありません。目指す将来像が途中で変わってきた場合など,通常のカリキュラムに戻ることも可能です。何か相談したいことなどあれば所属系のB2D担当教員へ連絡してください。なお,通常のカリキュラムに戻った場合でも博士後期課程まで目指すことができます。
B2Dスキーム参加系
B2D特別選抜に応募できるのは、B2Dスキームに参加している系に所属する2年次学生に限ります。
2024/5/13現在
学院 | 系 |
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理学院 | 物理学系 |
理学院 | 化学系 |
工学院 | システム制御系 |
工学院 | 電気電子系 |
工学院 | 情報通信系 |
物質理工学院 | 材料系 |
物質理工学院 | 応用化学系 |
情報理工学院 | 数理・計算科学系 |
生命理工学院 | 生命理工学系 |
環境・社会理工学院 | 建築学系 |
環境・社会理工学院 | 土木・環境工学系 |
環境・社会理工学院 | 融合理工学系 |